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光文社から出ているものを読んでみました。

カラマーゾフの兄弟1
すらすら読めます。
十代の頃に読んだときは難解な言い回しにうんざりして読むのを諦めました。
そのうち読もうと思いつつはや十数年。
ようやく手をつけたしだいです。

タイトル通りカラマーゾフ家の兄弟とその父親の話です。

父親はフョードル。
酒癖が悪く、金に汚い。
どうしようもない女たらし。

三男のアリョーシャは主人公です。
純粋な心を持つ青年。
長老を敬愛。
神の存在を信じる。

長男のミーチャは退役将校。
粗暴だが教養がある。

次男のイワンはインテリの無神論者。
アリョーシャとは対照的。

父フョードルは長男のミーチャとグルーシェニカという美女を取り合う。
ミーチャがカテリーナという婚約者がいるためさらに話はややこしくなります。
イワンがカテリーナを狙っているからです。
親兄弟で女の取り合いをするという昼メロさながらの設定。

主人公アリョーシャはというと自分の中にも、
カラマーゾフの血が入っていることを自覚しており、
いつかは自分も父や兄弟のようになることを恐れています。

フョードルは一家のごたごたをゾシマ長老に相談することで、
解決しようと試みますが自らの道化で、
会合は失敗に終わります。

いくつか心に残ったセンテンスを引用します。

P.201
l.14
第2編 場違いな会合 より
「悲しみのなかに幸せを求めよ」

ゾシマ長老がアリョーシャに残す遺言です。
どんな人間であれ悲しいことのほうが多いです。
当たり前の言葉なんですが、
あらためて活字で読むと考え込んでしまいます。
自分のことを振り返って。
聖書からの引用でしょうか?


P.287
l.6
第3篇 女好きな男ども より
「マドンナの理想から出発して、ソドムの理想で終わる」
「理性には恥辱と思えるものが、心には紛れもない美と写る」

ミーチャがアリョーシャに自分の過去を振り返るとともに語るところ。
心と身体という意味でしょうか。
心が喜ばないと身体も喜ばないと思うのですが、
どうなんでしょう。
理屈じゃないといえばその通りだと思います。

引き続き2巻を読み始めてます。


カラマーゾフの兄弟1』ドストエフスキー (著)
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コメント
この記事へのコメント
読みやすくなっているらしいですね。
私も気にはしていました。ロシア文学も少しは読んでみたいもので。
今度、手にとってチェックしてみようと思います。
2007/05/19(土) 20:39 | URL | ボー・BJ・ジングルズ #0M.lfYJ.[ 編集]
ボー・BJ・ジングルズさん

ご無沙汰してます。

そうなんです。
すごく読みやすいです。
本屋さんで手にとってみて下さい。

翻訳にも耐用年数があることを実感しました。
2007/05/19(土) 22:04 | URL | bob #-[ 編集]
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